アマゾンプライムの年会費(月会費)、ヤフープレミアムの月会費は経費になるか
一見、仕事とは関係ないと思わる「アマゾンプライム」や「ヤフープレミアム」の会費。
会社(仕事)の経費にすることはできないのでしょうか。
山梨県中央市の税理士、田中です。
アマゾンプライムも、ヤフープレミアムも、仕事につかうお金は経費になります。
タナカ
プライム・プレミアム が経費になるかどうかの線引き
仕事につかう→経費になる
仕事で必要な支払は経費になります。
たとえば、小売店が気軽にネット販売を始める手段として考えられる「ヤフーオークション」。
この場合に必要になるヤフープレミアムの月額料金は経費になります。
アマゾンプライムの場合も考えかたは一緒です。
仕事につかうのであれば、経費にして問題はありません。
プライベートにつかう→経費にならない
プライベートにつかうお金=その人個人の生活・趣味などにつかうお金 です。
会社(仕事)の売上げにつながるものではありませんし、従業員の福利厚生とは言えないものが経費にならないのは、直感的にも分かっていただけるのではないかと。
仕事・プライベート、両方つかう
仕事にもプライベートにもつかう場合は、合理的に按分(あんぶん)します。
たとえば、ヤフープレミアムは月額約500円(税込み)。
仕事とプライベートで半々つかうのであれば、250円を経費として計上することになります。
経費にするなら、説明できるように
按分は、「つかう時間」「つかう金額」など、第三者に説明可能な数字をつかいましょう。
「少額だから」という考えかた
- 少額だから、だいたいの感覚で按分すればOK
- 少額だから、全額経費でOK
という考え方もできそうです。
確かに「アマゾンプライム」も「ヤフープレミアム」も、金額はたかが知れたもの。(例が良くないと言われそうですが。)
しかしながら、“少額だから全額でOK”という考えかたは危険です。
緩い基準を設定した実績があると、その後も緩くなるでしょう。
もし税務調査が入れば、この会社の経理はいい加減だという印象を持たれかねません。
まとめ
会社(仕事)の経費となるものか、ならないものか、第三者の視点で判断しましょう。
「税金を支払いたくないから経費を増やしたい」という気持ちも理解できます。
しかし、それをやってしまうと、会社の成績が分からなくなってしまいます。
小さな会社(あるいは個人事業)であればなおさら、経営者自身が目を光らせるべきです。
他には居ないのですから。
【Amazon関連】Amazonギフト券購入(チャージ)→買い物。経費の額とタイミング。もらったポイントの経理は。