ふるさと納税,納めすぎてしまった… 諦めるのは早いココだけの話。

ふるさと納税、年々盛況になっていきますね。
限度額の早見表がネットでカンタンに手に入るのも安心材料です。
しかしその早見表。
出回っているのは、ほぼほぼ「給与所得」です。
サラリーマンであればいざ知らず、個人事業主など、ほかの所得がある人には使えない表。
’計算式に当てはめるのは面倒だし。。
’これくらいイケるだろ!
と、かるーく考えて、もし限度額を超えて支払ってしまったら。。
→原則、後の祭りです。
→特則? なんとかなる可能性あるの?
そんなハナシを。
(以下、クレジットカード決済を前提に書いてまいります。)
山梨県中央市の税理士、田中です。
限度額計算ができるExcelのシートを提供している団体もあります。
寄付を決済する前に、限度額の計算は確実に行いましょう。
タナカ
ふるさと納税、おさめすぎた…
ふるさと納税したった!
あとは返礼品がたのしみだー
そんなルンルン気分を打ち破る、おさめすぎ。。
そんな現実に気づいたらアッという間に真っ青でしょう。
「マジかよ…」
くらいしか、言葉が見つからないですよね。。
カード決済前ならセーフ
ふるさと納税の「申請」完了。
その後のカード決済…
の前に、限度額を超えていたことに気づけたらラッキーです。
ふるさと納税は、「申請」しただけでは納付したことになりません。
もし誤って「申請」してしまったのなら、カードで決済は行わず(支払わず)そのまま放ったらかしでOKです。
(一定時間内に決済しなければ無かったことになります。)
カード決済後は…
さて、問題となるのは(冷や汗をかくのは…)、支払ってしまった後に
- マチガイだった
- 限度額の計算をまちがえてしまった
(限度額を超えてしまった)
と気づくケースでしょう。
原則的にはキャンセル不可
です。
しかし、「キャンセルしてもらえた」という声をネット上でみかけます。
え? それって本当でしょうか。
ハイ実際のところ…
取り消し(返金)をしてもらえるケース、あります。
返礼品受けとり前ならお願いしてみる価値はある
返礼品を受けとった後ですと、「取り消し・返金」はまずムリでしょう。
(食品はもちろん、金券でも難しいです。)
しかし、受けとり前なら「取り消し・返金」に応じてもらえるかも知れません。
『カード決済完了→口座からの引き落としも完了』
という状況でも、返礼品受けとり前だったら、ダメ元で電話。
「取り消し・返金」に応じてもらえる可能性はあります。
(何度も書きますが、原則NGなことです。)
できることは「お願い」「嘆願」
原則的にはキャンセルが効くハナシではありません。
「寄付」なのですから。。
もし「取り消し・返金」が希望なら、こちらが出来ることは「お願い」です。
お詫びの言葉を述べた上で、お願いしてみることしかできません。
結果、応じてもらえなかったとしても。。
自治体(団体)側に落ち度はありませんからね。
「大きな声を出せば有利にはたらくんじゃないか」
なんて考えてはダメですよ。
(以上、「税理士がこんなこと書いていいんだろうか」と、考えながらも書いてしまった記事でした。)