売れない在庫・遊んでいる固定資産は売る→資金繰りが良くなる

売れない在庫、不要な固定資産。
これらは、たとえ安くても、売ってしまうと良いことがあります。
まず「お金」が入る。
売って損した分は、節税効果を生みます。
山梨県中央市の税理士、田中です。
要らないものの処分は、お金を使わずにできる、健全な節税です。
使わないどころか、ちょっと入ってくるのも嬉しい。
タナカ
在庫処分(売却)で資金繰りをよくする
売れない商品(在庫)は、持っていても経費になりません。
仕入にかかったお金が回収できないですし、場所代もかかります。
だったら、安くても、売って(処分して)しまいましょう。
安くてもお金にかえる。
経費を作るのです。
売れないものを処分すれば、少しでもお金になります。
仕入れにかかったお金が経費になります。
判断が遅れると「商品」の価値がますます落ちて、回収できるお金が減ってしまいます。
客観的に判断できる仕組みを作っておきましょう。
在庫を持ったままだと、
・お金が出て行ったのに経費にならず、
・経費にならないから税金が増え、
資金繰りの観点からは最悪です。
タナカ
要らない固定資産を処分(売却)して資金繰りをよくする
使わない機械装置、車両など。
固定資産と呼ばれるものも、遊ばせているようであれば、お金にかえてしまいましょう。
安く処分するわけですから、売却損(帳簿価格-お金)が出ます。
でも、もともと遊ばせている資産。
処分することでお金になって、場所が空きます。
償却資産税や自動車税など、遊んでいる資産にも当然かかるものを無くせます。
そして売却損は、ぜんぶがぜんぶ、損というワケでもありません。
売却損は経費ですから、税金を減らすことができます。
帳簿価格より高く売れたら、それはそれで。
現金化することをメリットと考えましょう。
固定資産売却損は「特別損失」。銀行的にマイナス要因にならない
固定資産売却損は、損益計算書の「特別損失」に載ってきます。
損益計算書で銀行が気にするのは、経常利益です。
経常利益の下に出てくる「特別損失」は、銀行の印象を悪くするものではありません。
つまり、銀行融資のマイナス要因にならないのです。
安心して(?)売却損を出しましょう。
まとめ)お金にかえる+税金を安くする
要らないものを処分して、少しでも現金化しましょう。
売却損は、税金をおさえる効果があります。
場所代がうく、場所が空く のもメリットです。
他にも、貸借対照表の資産が減れば、「利益/総資産」の数字が良くなるという効果も。
要らないものは処分する。
気持ちもスッキリするハズです。