修繕費か、資本的支出か。それが問題だ!
修繕費か、資本的支出か。
この判断については、国税庁サイトのフローチャートに当てはめて考えればOK!
ということになっています。
ただ、毎度毎度カクニンするのはメンドクサイ。
そういうワケでして、20万円未満・60万円未満 の2つのボーダーラインだけ、まずは覚えておきましょう。
山梨県中央市の税理士、田中です。
たまーに出てきて悩ませてくれる、
修繕費か資本的支出かのメンドクサイ判断。。
まずは形式的に判断できる、カンタンなところをおさえましょう。
タナカ
20万円未満
機械装置などのパワーアップであっても、かかったお金が20万円未満であれば「修繕費」でOK!
というやつです。
中身は不問。
20万円未満なら修繕費。
うん、問題なし!
3年周期の修理
3年周期なら修繕費でOK!
というやつですね。
ワタシは遭遇したことがありませんが。。
3年集金で手を加える固定資産は「修繕費」ってイイってことで。
判断がむつかしいヤツ→60万円未満の基準
判断が難しいやつ。
上の2つに当てはまらず、修繕費とも資本的支出とも取れるもの。
そんな場合、60万円未満の支払いであれば「修繕費」でOKでございます。
たとえば最近
こんなことがありました。
- Aさん「木造建物の柱が限界で、新しい柱に変えたんですけど。これって修繕費ッスよね?」
- Bさん『いや資本的支出でしょ? だって耐用年数伸びるじゃん』
- A&Bさん【タナカさん、どう思います?】
ううむ。。
どちらも一理あります。
資本的支出ポイ気もしますが、修理(交換)の目的は「もうちょっと使いたい」から。
耐用年数が伸びるのはアタリマエのことです。
(交換して耐用年数が伸びないケースを見てみたい。。)
で、金額を聞いてみたところ、五十数万円とのこと。
60万基準で行っちゃいましょう!
と提案させていただきました。
その他の基準
他にもイロイロとありますが、ひとまず上の3つのケースを覚えておきましょう。
これだけでずいぶん対応できるハズです。
60万円以上だし、判断つかないし。。
となったら、その時は例のフローチャートに目をとおせばOKです。